2003年3月29日
アメリカ合衆国
ブッシュ大統領様
松戸市PTA問題研究会
私たちは、いかなる戦争にも反対します。
アメリカは、イラク攻撃を直ちに中止してください。
私たち、松戸市PTA問題研究会は、子どもたちの幸せで豊かな成長を願って、子どもたちをとりまく教育や環境などの問題の解決に取り組んでいます。
子どもたちの笑顔を見ることは、私たち大人にとってとても幸せなことです。子どもたちが喜びに満ちた生活を送ってほしいと願う私たちは、今この時も、イラクでは傷つき、命を失う子どもたちや、親を失う子どもたちが増え続けているということに、とても胸が痛みます。
私たちはPTA活動を通して多くのことを学んできました。考え方が違っても、互いに尊重し合いながら、じっくり時間をかけて話し合い、少しずつ理解を深めていくことがどんなに大切なことかを学んできました。物事を単純に多数決で決めるのではなく、たとえ少数意見でもそれを尊重し、一人一人の小さなつぶやきも大切にしていく民主主義の素晴らしさも学びました。
そうしたPTA活動や民主主義を私たちに伝えてくれたアメリカが、今、異なる宗教や文化・歴史を持つ国を、力づくでアメリカと同じような国にしようとしています。そのことに私たちは深い悲しみを覚えます。
イラクでの独裁的なフセイン政権は許すことのできないものかもしれません。しかし、それを武力で解決するのではなく、時間はかかるかもしれませんが、粘り強い話し合いで解決するのが民主主義ではありませんか。
一刻も早く、イラク攻撃を中止してください。
そして、世界中の国々が対等に話し合い、平和的に解決する道を歩んでください。
2003年3月29日
総理大臣
小泉純一郎様
松戸市PTA問題研究会
アメリカに対しイラク攻撃を直ちに中止するように求めてください。
話し合いによる平和的な解決を世界に訴えかけてください。
私たち、松戸市PTA問題研究会は、子どもたちの幸せで豊かな成長を願って、子どもたちをとりまく教育や環境などの問題の解決に取り組んでいます。
子どもたちの笑顔を見ることは、私たち大人にとってとても幸せなことです。子どもたちが喜びに満ちた生活を送ってほしいと願う私たちは、今この時も、イラクでは傷つき、命を失う子どもたちや、親を失う子どもたちが増え続けているということに、とても胸が痛みます。
私たちはPTA活動を通して多くのことを学んできました。考え方が違っても、互いに尊重し合いながら、じっくり時間をかけて話し合い、少しずつ理解を深めていくことがどんなに大切なことかを学んできました。物事を単純に多数決で決めるのではなく、たとえ少数意見でもそれを尊重し、一人一人の小さなつぶやきも大切にしていく民主主義の素晴らしさも学びました。
そうしたPTA活動や民主主義を私たちに伝えてくれたアメリカが、今、異なる宗教や文化・歴史を持つ国を、力づくでアメリカと同じような国にしようとしています。そのことに私たちは深い悲しみを覚えます。
そうしたアメリカに対し、小泉首相は支持を表明しました。
日本国憲法前文には、
『日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した』とあります。また、『全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する』とも書かれています。
私たちは、このような理念に貫かれた憲法に対し、誇りと感動を持って生きてきました。
小泉首相のアメリカのイラク攻撃に対する支持表明は、明らかに憲法違反であり、そのような行為に対し強く抗議します。
小泉首相は、アメリカ支持の理由として北朝鮮の脅威を上げていますが、北朝鮮は本当に脅威なのでしょうか。たとえ脅威であったとしても、それをアメリカの軍事力によって解決するという道ではなく、世界の国々との話し合いで解決する道こそが、憲法において示されている道です。
まして、日本の安全のためにアメリカのイラク攻撃を支持することは、『自国のことのみに専念して他国を無視してはならない』とする憲法の理念にも反することです。私たちも、他国の人々の犠牲の上に、私たちの平和や安全は存在しないと考えます。
直ちにアメリカ支持を取り消し、アメリカに対しイラク攻撃を中止するよう強く求めてください。
そして、日本国憲法の理念に則り、世界の国々による対等な話し合いによって、平和的に解決することに力を尽くしてください。